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回答件数が変わる項目を構造化して受け付ける

職歴・学歴フォームを繰り返しブロックで作成

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採用エントリーや会員登録では、職歴や学歴のように回答者ごとに件数が変わる項目が発生します。FormOKの繰り返しブロックを使うと、同じ構造の入力欄を回答者自身が追加・削除でき、集計しやすい形でデータを受け取ることができます。本記事では基本仕様と設定手順、受信データの扱い方を解説します。

職歴・学歴の入力フォームを「繰り返しブロック」で作成|FormOK

採用エントリーフォームや会員登録で「職歴を3社まで入力してください」「学歴を高校から順に記入してください」といった項目を用意する場合、テキストエリアへの自由記述では、入社年月の表記ゆれ、並び順の不統一、必須項目の記入漏れが起きやすくなります。

回答者ごとに件数が変わる項目は、フォームの設計方針が結果に直結する部分です。FormOK の 繰り返しブロック を使うと、同じ構造の入力欄を回答者自身が追加・削除できるフォームを構成できます。

本記事では、繰り返しブロックの基本仕様から、職歴・学歴フォームの設定手順、受信データの扱い方までを解説します。


 
 

繰り返しブロックを使ったサンプルフォームはこちら


目次

  1. 繰り返しブロックが必要になる場面
  2. 繰り返しブロックとは
  3. 代替手段で起きやすい3つの問題
  4. 実践:職歴入力フォームを作る
  5. 応用:学歴入力フォームを作る
  6. 受信データの確認とダウンロード
  7. よくある質問
  8. 活用事例
  9. まとめ

1. 繰り返しブロックが必要になる場面

採用、会員登録、契約申込、アンケートなど、多くのフォームには 「同じ形式の情報を、回答者によって異なる件数だけ集めたい」 という要件が発生します。

件数が確定していない繰り返し項目を1つのテキストエリアで自由記述にすると、集計ができず、必須項目の入力漏れも防げないため、受信後に整理する手間が発生します。

繰り返しブロックは、この要件に対応するためのパーツです。

2. 繰り返しブロックとは

繰り返しブロックは、複数の入力欄を1つのグループとして設定し、回答者がそのグループを最大件数まで追加・削除できるパーツです。

繰り返しブロックの構造図:1グループ=複数フィールド、回答者が行を追加できる

主な仕様

項目 内容
最小件数 デフォルト 1(変更可)
最大件数 デフォルト 5(変更可)
初期表示数 デフォルト 1(変更可)
グループ内に配置できるパーツ テキストボックス、テキストエリア、日付、日付時刻、ラジオボタン、チェックリスト、プルダウン、星評価

「会社名(テキストボックス)+在籍期間(日付)+役職(テキストボックス)」を1セットとして、最大5社分まで回答者が追加できるフォームを、ノーコードで構築できます。

制約

繰り返しブロック内のパーツは、条件分岐(IF)の対象にできません。
「役職に『課長』と入力された場合に別の項目を表示する」といった連動は行えない前提でフォームを設計してください。


3. 代替手段で起きやすい3つの問題

繰り返しブロックの位置づけは、代替手段と比較すると整理できます。

【1】テキストエリア1つで自由記述する

「職歴を以下のテキストエリアにまとめて記入してください」という設計では、回答データは次のようになりかねません。

2018年4月 ABC商事 営業    
2020/6 XYZ Corp. マーケ→2022/1 退職    
freelance(2022〜現在)    

表記ゆれ・並び順・粒度が回答者に依存するため、集計・ソート・検索ができない形式で蓄積します。受信後にエクセルで整形する作業が、回答のたびに発生します。

【2】「職歴1」「職歴2」「職歴3」と項目を固定する

最大3件と決めてテキスト項目を3つ並べる方法では、次の問題が同時に発生します。

【3】別フォームに分ける

「2件目以降の職歴は別フォームから追加送信してください」という案内は、回答者の入力負荷が増え、離脱の要因になります。同じ応募者の回答が複数に分かれるため、受信後に突き合わせる作業も必要になります。

繰り返しブロックは、これら3つの課題に対応する方法です。


4. 実践:職歴入力フォームを作る

職歴入力フォームを組み立てる手順です。

Step 1: フォームを新規作成する

ダッシュボードから「新規フォーム作成」を選びます。作成直後のフォームには、次の5つのパーツが最初から配置されています。

フォーム名は「採用エントリーフォーム」など、識別しやすい名称を設定してください。

新規フォーム作成画面

 
 

Step 2: 基本項目を整える

配置済みのパーツを、採用エントリーフォームの用途に合わせて調整します。

なお「メールアドレス」は メールアドレス(自動返信) パーツです。テキストボックスと異なり、自動的に必須項目となり、入力されたアドレス宛に確認通知が送信されます。
応募者に受付完了を知らせる用途や、応募者全員への一斉連絡にそのまま使えます。
 
 

Step 3: 繰り返しブロックを追加する

パーツ一覧から「繰り返しブロック」をフォームにドラッグします。
配置後に「繰り返しブロック」パーツをクリックすると設定ダイアログが開きます。

繰り返しブロックを追加する操作

ダイアログでは以下を設定します。

設定項目 推奨値 補足
ラベル 職歴 回答者に表示されるグループ見出し
ガイド 直近のものから順にご記入ください(最大5社まで) 入力順序を明示すると後工程が整理しやすい
最小件数 0 または 1 新卒応募も受け付ける場合は 0
最大件数 5 実務上は3〜5件が一般的
初期表示数 1 初期状態で複数欄を表示すると入力負荷が上がる

Step 4: グループ内のフィールドを定義する

ここが設定の中心になります。
「フィールド追加」ボタンから、職歴1件あたりに必要な入力欄を構成します。

# タイプ ラベル 必須 補足
1 テキストボックス 会社名 はい
2 日付 入社年月 はい 月単位で足りる場合も日付パーツで対応
3 日付 退職年月 いいえ 在職中は空欄を許容
4 プルダウン 雇用形態 はい 正社員/契約社員/派遣/アルバイト/業務委託
5 テキストエリア 主な業務内容 いいえ

フィールド定義ダイアログ

フィールドはドラッグ&ドロップで並び替えできます。回答者の入力順序に沿って配置してください。

Step 5: プレビューで動作確認

エディタのプレビューから、回答者が実際に見る画面を確認できます。

確認するポイントは次の通りです。

プレビュー画面で動作確認

以上で、行の追加に対応した職歴入力フォームが完成します。採用業務での活用例はフォームOKで自社に必要な人材を見極めるもあわせてご確認ください。

繰り返しブロックを使ったサンプルフォームはこちら


5. 応用:学歴入力フォームを作る

同じ手順で学歴入力フォームも作成できます。
職歴ブロックの下に、もう1つ繰り返しブロックを追加します。

学歴ブロックの推奨構成

# タイプ ラベル 必須
1 テキストボックス 学校名 はい
2 プルダウン 種別 はい
3 日付 入学年月 はい
4 日付 卒業(修了)年月 いいえ
5 テキストボックス 学部・学科・専攻 いいえ

「種別」プルダウンの選択肢は、改行区切りで設定します。

高等学校    
専門学校    
短期大学    
大学    
大学院(修士)    
大学院(博士)    
その他    

学歴は職歴より件数が多くなる場合があるため、最大件数は 5〜6件 を推奨します。
最小件数を 1件 に設定すると、最終学歴が必ず入力される構成になります。

職歴と学歴の設定画面

繰り返しブロックを使ったサンプルフォームはこちら


6. 受信データの確認とダウンロード

管理画面での表示

回答一覧の詳細画面では、繰り返しブロックの内容が表形式で表示されます。応募者ごとに職歴の件数や在職中の会社を、そのまま画面上で確認できます。

回答詳細画面での繰り返しブロック表示

CSV / Excel への出力

受信した回答は、エクセルファイルまたはCSV形式でダウンロードできます。

繰り返しブロックの内容は、1つのセルにまとめて出力されます。
件数ごとに [1] [2] と番号が付き、フィールドは縦棒で区切られます。


7. よくある質問

Q 繰り返しブロックの中で条件分岐は使えますか。

A 使えません。
「役職が課長以上の場合に別項目を表示する」といった連動は、繰り返しブロックの外側に通常パーツとして配置してください。

Q 何件まで増やせますか。

A 最大件数は設定画面で変更できます。
ただし、回答者の入力負荷の観点から 5〜10件程度 を推奨します。

Q 件数を「0件でも可」にできますか。

A 最小件数を 0 に設定すれば可能です。
職歴のない新卒応募を想定する場合は 0 を推奨します。

Q 回答者が「+追加」を押したまま何も入力しなかった場合、空のブロックが送信されますか。

A グループ内に必須パーツを設定していない場合、空のまま送信されたブロックは自動的に除去されます。誤って「+追加」を押した場合も、空の行が残ることはありません。

Q ファイル添付は繰り返しブロック内に置けますか。

A 置けません。
繰り返しブロック内に配置できるのは、テキスト系・日付系・選択系・星評価です。職務経歴書PDFなどの添付は、繰り返しブロックの外側に配置してください。

Q 途中保存に対応していますか。

A 対応しています。
途中保存の復元コードで再開すると、追加済みの行と、入力途中の項目もそのままの状態で復元されます。
なお、保存データの保持期間は最終保存時点からおよそ3日間です。回答者への案内文に、期限内に再開いただくよう明記しておくことをおすすめします。


8. 活用事例

職歴・学歴以外にも、繰り返しブロックを適用できる業務は多岐にわたります。

業務 グループ内フィールド例 想定最大件数
EC注文フォーム 商品名/サイズ/カラー/数量 10
イベント参加者登録 氏名/年齢/食事制限/チケット種別 6
家族構成入力 続柄/氏名/生年月日 8
資格・免許の登録 資格名/取得年月/発行機関 10
ペット情報登録 名前/種類/性別/生年月日 5
緊急連絡先の登録 氏名/続柄/電話番号 3
物件内見の希望日時 第N希望/日付/時間帯 3
講演者プロフィール 氏名/所属/講演テーマ 5

「同じ形式の情報を、回答者によって異なる件数だけ集めたい」という要件に該当する場合は、繰り返しブロックの利用をご検討ください。


9. まとめ

繰り返しブロックは、件数が変動する項目を構造化して受け付けるための機能です。
次のようなメリットが考えられます。

自由記述で運用してきた項目がある場合は、繰り返しブロックへの置き換えにより、データ品質の改善と入力者負担の軽減が見込めます。

繰り返しブロックを使ったサンプルフォームはこちら


最終更新: 2026.09.09

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